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インクルーシブ教育教材コンテストはどこで・どのように知りましたか?
また、応募時の思い出に残るエピソードなどお聞かせください。 -
コンテストについてはInstagramを通じて知りました。応募のきっかけは、学級の子どもたちに先生が挑戦する姿を見せたいと思ったからです。
学級の子どもたちには、おまじないのように、「挑戦することはかっこいいことだよ。失敗をしてもいいから、頑張りたいことを見付けて進むんだよ。」と伝えていたので、まずは自分が挑戦し、一緒にその思いを共有できたらいいなという気持ちでした。 -
今振り返ってみて、授賞式当日に受賞の発表を受けた直後、
どのようなことを感じたり、考えたりしたでしょうか? -
授賞式は、プレゼン発表があったので、とても緊張しました。どの受賞者の方々の発表も、子どもたちへの愛がたっぷり詰まっていて、受賞者発表の瞬間は他の方が受賞だと予想して、油断していたほどでした。
最優秀賞の発表で自分の名前が呼ばれた時は、心の準備ができていなかったので、正直驚きましたが、本当に嬉しかったことを覚えています。
壇上に上がってからは、頭が真っ白になりながらも、「子どもたちに伝えたらどんな顔するかな?みんなにどんな風に伝えようかな?」と学級の子どもたちの顔が浮かび、わくわくした気持ちでした。 -
授賞式後、所属先である学校の同僚や児童の反応はどうでしたか?
印象に残る場面など、教えてください。 -
授賞式でいただいたトロフィーは、すぐに学級に持っていきました。子どもたちに結果を伝え、トロフィーを見せると、「すごい!やったね!」とみんな良い表情でお祝いの言葉をくれました。
その後、「挑戦することの価値」について、自分の体験を交えながら子どもたちに語り、少しだけ担任として見せたかった背中を見せられたことが嬉しかったです。
最優秀賞でいただいた賞金を使い、インクルーシブ教育推進のための教材(はさみや定規、下敷きなど)を購入し、自校と近隣の小学校に私の想いと共に寄贈しました。その時も、たくさんの同僚や職員の方と特別支援教育について話すことができて、良い時間を過ごすことができました。 -
第3回インクルーシブ教育 教材コンテストへ応募しようか
悩んでいる先生に対して、一言お願いします。 -
先生という職業は、子どもと保護者に寄り添い、同僚と手を取り合い、縁の下の力持ちのような存在だと思っていました。先生方が作る教材はまさに、そんな日々から生まれた子ども一人ひとりに向けたオーダーメイドの贈り物です。
インクルーシブ教育教材コンテストは、そんな先生方一人一人に、教材一つ一つにスポットを当て、遠く離れた特別支援教育に熱い思いを持った人たちをつないでくれる場だと感じました。「先生をヒーローに」というコンセプトの通り、一年に一回、ヒーローを目指す時間があってもいいのではないでしょうか。先生という自分に、そして自分が作った教材にキラリと光る価値があることを教えてくれる。そんな素敵なコンテストです。
ぜひ、一緒に応募して、みなさんで特別支援教育の輪を広げていきましょう!